• ふくろうの本
  • 薩摩秀登 著
  • A5変形/並製
  • 河出書房新社(版元
  • 2021. 10
  • ブックデザイン/DTP

ふくろうの本シリーズの1冊、「チェコとスロヴァキアの歴史」の組版およびブックデザイン全般を担当しました。

パペットアニメやクラシック音楽、様々な様式の建築物など、芸術と文化の国というのイメージが強いのチェコとスロバキアですが、この2国は、かつてヨーロッパの中心を担った、誇り高くも長い歴史を持つ国でもあります。
本表紙は、中世の名残を色濃く残すプラハの町並みの屋根になぞらえた橙に。
帯と見返しは、その歴史を眺め続けたヴルタヴァ川(モルダウ川という呼称の方が有名ですね)をイメージした清らかな青としました。
チェコは個人的にも大好きで、今まで2回程訪れていますが、長い歴史が積み上げてきた底深さと厚みを感じる国だと感じます。