• 国立近現代建築資料館
  • ポスター:B2 チラシ:A4 図録:A4ヨコ/64頁
  • Echelle-1(エシェル・アン)
  • 2020

2020年12月10日から国立近現代建築資料館で開催されている「工匠と近代化 大工技術の継承と展開」展のチラシ、ポスター、図録のデザインを担当させていただきました。

つい先日、伝統建築工匠の技がユネスコ無形文化遺産に登録されましたが、釘を使わず、木材とその加工技術だけで巨大な寺社を立ち上げる独特の建築技術は、各地の工匠らによって現代まで脈々と伝えられています。

本展は、「日本のたてもの 自然素材を活かす伝統の技と知恵」という東京都内3館合同の展覧会企画のうちの1つで、ほぼ同時期に、東京国立博物館では「古代から近世」の建築を、国立科学博物館では「近代の日本」の建築をピックアップする展覧会が開催されています。
この「工匠と近代化」展は、その2つの時代のブリッジ的な内容となることを鑑み、企画されているとのことです。
貴重な図面や建築模型が生で見られる本展なのですが、都内の感染症状況があやしくなりはじめた時期と会期が重なってしまったのが何とも歯がゆいかぎりです。

メインビジュアルは、工匠の技をおもわせる「いぶし銀」を地色とし、そこに寺社の姿が浮かび上がるデザインとなっています。