• ふくろうの本
  • 辻元よしふみ 著/辻元玲子 イラスト
  • A5変型/並製
  • 河出書房新社 
  • 2021.05
  • ブックデザイン/DTP

各時代や地域、戦争とともに様々な場所で用いられてきた「軍服」は、ある時は人々の憧れであり、またある時は畏怖・恐怖のアイコンでもありました。
そんな軍服と歴史をからめつつ、精緻なイラストと共に歴史をたどる本が、この「戦争と軍服の歴史」です。

過去の衣装について知りたいと思い立った場合、多くの場合、現物や詳細な図版資料は望めません。
結果的に、文献に描かれた絵や古い写真などから頑張って読み取ることになりますが、当然ながらアングルは固定ですし、ピントがボケていたり、見たいところが描かれていなかったりと、全体像を把握するのはなかなか困難です。
そういった史料と向き合って読み解きながら、不足した情報量をイマジネーションで補ったイラストの数々が一堂に介したこの本は、文化資料としても重要なものであると感じています。

全編を通して、著者ご夫妻の軍服に対する愛情と熱量があふれており、それに引っ張りあげられるように、とても楽しくデザインさせていただきました。