• 稲垣栄洋 著
  • 四六判/並製
  • 東京書籍(版元
  • 2024.8
  • ブックデザイン/DTP

「雑草」を専門とする植物学者であり、エッセイの著作も多い著者・稲垣氏は、一方で、毎日の生活の中のよしなしごとを鮮烈に切り取る歌人としての顔も併せもっておられます。
この本はそんな「エッセイ」と「短歌」を織り交ぜた、ハイブリッド本。

カバーイラストは佐々木あきよ(@akiyo_sasaki)さん。
毎日通ういつもの道を何気なく見下ろした様子を、ポップに彩っていただきました。
紙はWPHOで絹目写真のようにノスタルジックな記憶のイメージ。
本表紙は、コンクリやアスファルトになぞらえた灰色のフラッターです。
見返しと扉は一点、鮮やかなやよいカラーを差し入れ、全体的に「ネガティブにならない明るい下向き目線」を目指しました。

マンホール、側溝、タイルの隙間の雑草の数々。
夏の名物・地面の上のアブラゼミ。
表4では、表1のセミが「夏の終わり」の姿に。