看護や介護の現場での活躍を目指す、未来の看護師・学習者たち。
彼らが学習や実践の中で見つけた問いを導き出して適切に応え、生徒を導いていく「指導者」向けに、「発問」と「応答」という行為にスポットを絞った実践的なテキストが本書です。
目の前の事象から「疑問」を拾い上げ、それを指導者に発して問いかけ、それに対する応答をやりとりして、自分の糧とする行為は、医療看護の場のみならず、あらゆる社会や集団の中で重要な技能とも言えるでしょう。
発問と応答は、戦ったり競ったりするようなものではないので、全体的に穏やで優しい雰囲気を心がけました。
活発な「発問」や「応答」の言葉たちが、ソーダの泡のように次々と浮かんで踊るイメージは、水玉もようの「玉しき」に仮託してカバーなどに使用しました。
可愛らしくも詩的なおもむきのイラストは、大高郁子さんに描き下ろしていただきました。
カバーの他、本文扉などにも花を添えていただきました。
やわらかい印象になるように、見出し周りには丸ゴシック体を使用